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理由で解く 看護師国試
CK著明高値・ミオグロビン尿は横紋筋融解症を示し、K 6.5mEq/Lの高カリウム血症は致死性不整脈のリスクとなる。
Aさんは労作性熱中症でCK48,000IU/Lと著明に上昇し、尿はミオグロビン陽性の暗赤色尿を呈しており、骨格筋の融解(横紋筋融解症)が起きていると判断できる。融解した筋細胞から細胞内カリウムが放出され、K6.5mEq/Lの高カリウム血症を来している。高カリウム血症はテント状T波・心室細動などの致死性不整脈を誘発するため危険な状態である。Hb16.8g/dL・Ht48.6%は、男性で貧血とされるHb13g/dL未満に当たらず基準の範囲内で、脱水による血液濃縮の影響で高めに出ていると考えられる。心電図にST変化はなく心疾患の既往もないため、心臓から血液を送り出す力が落ちて起こる心原性ショックとは考えにくい。横紋筋融解症では十分な輸液で尿量を保ち、ミオグロビンの尿中への排泄を促して腎障害を防ぐことが治療の基本である。すでに脱水と乏尿があるところへ利尿薬を使うと血管内の水分がさらに減るため、まず輸液を行う。
| 項目 | Aさんの値 | 意味 |
|---|---|---|
| CK | 48,000IU/L | 著明高値=筋傷害 |
| 尿ミオグロビン | 陽性(暗赤色尿) | 筋崩壊産物の尿中排泄 |
| K | 6.5mEq/L | 高カリウム血症→致死性不整脈 |
| Cr | 2.4mg/dL | 急性腎障害の進行 |
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