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理由で解く 看護師国試

Q106P075 人体の構造と機能

出典:第106回看護師国家試験(2017)午後 問75
問題
排便時の努責で正しいのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 直腸平滑筋は弛緩する。
2 呼息位で呼吸が止まる。
3 外肛門括約筋は収縮する。
4 内肛門括約筋は弛緩する。
5 腹腔内圧は安静時より低下する。
解答
正解2(呼息位で呼吸が止まる。)、4(内肛門括約筋は弛緩する。)
解説

努責では声門を閉じ呼息位で息をこらえ(Valsalva法)、内肛門括約筋が弛緩する。この2つが正しい。

排便時の努責では、息を吸ってから声門を閉じ呼息位で呼吸を止め、横隔膜と腹筋を収縮させて腹腔内圧を高める(Valsalva手技)。直腸壁の平滑筋は収縮して便を押し出し、排便反射により内肛門括約筋(不随意筋)が弛緩し、随意的に外肛門括約筋を弛緩させて排便する。したがって「呼息位で呼吸が止まる」「内肛門括約筋は弛緩する」が正しい。

✗ 1. 誤り
直腸平滑筋は弛緩する。
直腸平滑筋は収縮して便を押し出すため誤り
✓ 2. 正しい
呼息位で呼吸が止まる。
声門を閉じ息をこらえて腹圧を高める〈Valsalva〉。正しい
✗ 3. 誤り
外肛門括約筋は収縮する。
排便時には外肛門括約筋を随意的に弛緩させるため誤り
✓ 4. 正しい
内肛門括約筋は弛緩する。
排便反射で不随意に弛緩する。正しい
✗ 5. 誤り
腹腔内圧は安静時より低下する。
努責で腹圧は上昇するため誤り
ポイント
  • 努責=Valsalva(声門閉鎖・呼息位で息こらえ)→腹圧上昇
  • 内肛門括約筋(不随意)弛緩+外肛門括約筋(随意)弛緩で排便
  • 直腸平滑筋は収縮、腹腔内圧は上昇
比較表
排便時の各要素の変化
要素努責時の変化
直腸平滑筋収縮
内肛門括約筋弛緩
外肛門括約筋弛緩(随意)
呼吸呼息位で停止(息こらえ)
腹腔内圧上昇
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