学習トップ理由で解く 看護師国試第7章 ▸ 一般 / Q106P050

理由で解く 看護師国試

Q106P050 小児看護学

出典:第106回看護師国家試験(2017)午後 問50
問題
学童期の肥満について正しいのはどれか。
選択肢
1 肥満傾向児は肥満度30%以上と定義される。
2 肥満傾向児は高学年より低学年が多い。
3 肥満傾向児は男子より女子が多い。
4 成人期の肥満に移行しやすい。
解答
正解4(成人期の肥満に移行しやすい。)
解説

学童期の肥満は成人期の肥満(生活習慣病)に移行しやすく、早期からの予防・介入が重要である。

小児期に形成された脂肪細胞や食習慣・運動習慣は持続しやすく、学童期の肥満は成人肥満やメタボリックシンドロームへ移行するリスクが高い。学校保健統計でいう肥満傾向児は、肥満度が20%以上の児をさす(30%以上ではない)。肥満度は、性別・年齢別・身長別に定められた標準体重を基準として、実測体重がそれより何%多いかを示した値で、20%以上を軽度、30%以上を中等度、50%以上を高度の肥満とする。出現率は一般に低学年より高学年で高く、また女子より男子でやや高い傾向がある。したがって「成人期の肥満に移行しやすい」が正しい。

✗ 1. 誤り
肥満傾向児は肥満度30%以上と定義される。
肥満傾向児は肥満度20%以上と定義される。30%は誤り
✗ 2. 誤り
肥満傾向児は高学年より低学年が多い。
肥満傾向児の出現率は高学年で高く、低学年で少ない傾向。逆
✗ 3. 誤り
肥満傾向児は男子より女子が多い。
一般に男子でやや多い傾向で、女子が多いとはいえない
✓ 4. 正しい
成人期の肥満に移行しやすい。
小児肥満は成人肥満・生活習慣病へ移行しやすく正しい
ポイント
  • 肥満傾向児=肥満度20%以上
  • 出現率は高学年で高い傾向
  • 男子でやや多い傾向
  • 小児肥満は成人肥満へ移行しやすい
  • 肥満度=性別・年齢別・身長別の標準体重を基準に、実測体重が何%多いかを示す(20%以上=軽度、30%以上=中等度、50%以上=高度)
比較表
学童期肥満のポイント
項目内容
定義肥満傾向児=肥満度20%以上
学年高学年で出現率が高い傾向
性別男子でやや多い傾向
予後成人肥満・生活習慣病へ移行しやすい
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 看護師国試
App Store入手