学習トップ理由で解く 看護師国試第7章 ▸ 一般 / Q106A078

理由で解く 看護師国試

Q106A078 小児看護学

出典:第106回看護師国家試験(2017)午前 問78
問題
思春期に、親や家族との関係が依存的な関係から対等な関係に変化し、精神的に自立することを示すのはどれか。
選択肢
1 自我同一性の獲得
2 心理的離乳
3 愛着形成
4 探索行動
5 母子分離
解答
正解2(心理的離乳)
解説

親への依存から精神的に自立していく思春期の過程を「心理的離乳」という(ホリングワースの概念)。

心理的離乳とは、思春期に親や家族への情緒的依存から抜け出し、対等な関係へと移行して精神的自立を果たす過程を指す。乳児が母乳から離れる「離乳」になぞらえてホリングワースが提唱した。設問の「依存から対等へ」「精神的に自立」という記述はまさにこの概念に一致する。自我同一性の獲得も青年期の課題だが、こちらは『自分は何者か』という同一性の確立を指し、親子関係の変化そのものを示す用語ではない。

✗ 1. 誤り
自我同一性の獲得
エリクソンの青年期の発達課題で「自分は何者か」の確立を指し、親子関係の変化そのものではない
✓ 2. 正しい
心理的離乳
親への依存から離れ精神的に自立する思春期の過程を示す概念
✗ 3. 誤り
愛着形成
乳児期に養育者との情緒的絆を築く過程で、思春期の自立とは逆方向
✗ 4. 誤り
探索行動
安全基地(養育者)を拠点に周囲を探索する幼児期の行動
✗ 5. 誤り
母子分離
主に乳幼児が母親から物理的に離れる状況を指し、精神的自立の概念とは異なる
ポイント
  • 心理的離乳=思春期に親への依存を脱し精神的に自立する過程(ホリングワース)
  • 自我同一性の獲得はエリクソンの青年期の発達課題で別概念
  • 愛着形成・探索行動・母子分離は乳幼児期のキーワード
比較表
発達に関する主要概念の整理
用語時期内容
心理的離乳思春期・青年期親への依存から脱し精神的に自立
自我同一性の獲得青年期自分は何者かの確立(エリクソン)
愛着形成乳児期養育者との情緒的絆の形成
探索行動幼児期安全基地を拠点に周囲を探索
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 看護師国試
App Store入手