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理由で解く 看護師国試

Q106P048 老年看護学

出典:第106回看護師国家試験(2017)午後 問48
問題
老年期のうつ病に特徴的な症状はどれか。
選択肢
1 幻覚
2 感情鈍麻
3 心気症状
4 着衣失行
解答
正解3(心気症状)
解説

老年期うつ病では、身体の不調に過度にとらわれる心気症状(心気的訴え)が特徴的にみられる。

高齢者のうつ病は、抑うつ気分よりも身体症状の訴えが前景に立ちやすく、「頭が重い」「胃腸の調子が悪い」など重篤な病気を疑って過度に心配する心気症状が目立つ。また不安・焦燥や仮性認知症(認知機能低下様の症状)を伴いやすいのも特徴である。幻覚は統合失調症など、感情鈍麻は統合失調症の陰性症状、着衣失行は認知症(頭頂葉障害)でみられる症状であり、いずれも老年期うつ病に特徴的とはいえない。

✗ 1. 誤り
幻覚
主に統合失調症などでみられ、うつ病に特徴的な症状ではない
✗ 2. 誤り
感情鈍麻
統合失調症の陰性症状などでみられ、うつ病の典型ではない
✓ 3. 正しい
心気症状
身体不調に過度にとらわれる訴えで、老年期うつ病に特徴的
✗ 4. 誤り
着衣失行
認知症(頭頂葉障害)でみられる高次脳機能障害で、うつ病の症状ではない
ポイント
  • 老年期うつ病は身体症状・心気症状が前景化
  • 不安・焦燥、仮性認知症を伴いやすい
  • 着衣失行は認知症、幻覚・感情鈍麻は統合失調症を想起
比較表
症状と代表的な疾患
症状主に関連する病態
心気症状老年期うつ病
幻覚統合失調症・せん妄など
感情鈍麻統合失調症(陰性症状)
着衣失行認知症(頭頂葉障害)
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