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理由で解く 看護師国試
「硬便のあとに多量の軟便が漏れ出る」は嵌入便(宿便)による溢流性便失禁を示唆し、直腸内の便塊の有無を確認することが最優先である。
3日以上排便がなく、浣腸で硬い便塊の後に多量の軟便が出る所見は、直腸に硬便が詰まり(糞便嵌入=fecal impaction)、その隙間から水様〜軟便が漏れ出る「溢流性下痢(奇異性下痢)」の典型像である。したがって下痢ではなく便秘・宿便の徴候であり、まず直腸内の便塊の有無を触診(直腸内指診)で確認し、宿便の除去や摘便につなげる看護が最も適切である。摘便が必要な状態を見逃さないための評価が基本となる。
| 観察所見 | 解釈/対応 |
|---|---|
| 硬便の後に多量の軟便 | 直腸の便塊周囲から漏れる溢流性下痢 |
| 3日以上の無排便・便意 | 宿便による直腸閉塞のサイン |
| まず行う評価 | 直腸内の便塊の有無を確認(摘便の準備) |
| 避けること | 止痢薬・過度の水分制限・食物繊維の削減 |
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