学習トップ理由で解く 看護師国試第5章 ▸ 一般 / Q106P043

理由で解く 看護師国試

Q106P043 成人看護学

出典:第106回看護師国家試験(2017)午後 問43
問題
アレルギー性鼻炎について正しいのはどれか。
選択肢
1 食後に症状が増悪する。
2 Ⅳ型アレルギーである。
3 スクラッチテストで原因を検索する。
4 アレルゲンの除去は症状の抑制に有効である。
解答
正解4(アレルゲンの除去は症状の抑制に有効である。)
解説

原因抗原(アレルゲン)を回避・除去することが症状抑制に有効で、治療・予防の基本となる。

アレルギー性鼻炎はダニ・花粉などの吸入抗原に対するIgEを介したI型(即時型)アレルギーで、抗原を除去・回避することが症状抑制の基本であり治療の第一歩となる。したがって「アレルゲンの除去は症状の抑制に有効」が正しい。食物摂取と直接連動して増悪するものではなく、原因は主に吸入アレルゲンである。IV型(遅延型・細胞性)ではなくI型なので誤り。原因検索はスクラッチテスト(皮膚テスト)よりも、鼻炎領域では血清特異的IgE検査や鼻誘発試験が主に用いられる。よって正しいのはアレルゲン除去の有効性である。

✗ 1. 誤り
食後に症状が増悪する。
主因は吸入アレルゲンで、食事と直接連動して増悪する疾患ではない
✗ 2. 誤り
Ⅳ型アレルギーである。
IgEを介するI型(即時型)アレルギーであり誤り
✗ 3. 誤り
スクラッチテストで原因を検索する。
鼻炎では血清特異的IgE検査や鼻誘発試験が主。スクラッチテストが第一ではない
✓ 4. 正しい
アレルゲンの除去は症状の抑制に有効である。
抗原回避は治療・予防の基本で正しい
ポイント
  • アレルギー性鼻炎=I型(即時型・IgE依存)アレルギー
  • 治療の基本はアレルゲン除去・回避
  • 原因検索は血清特異的IgE検査・鼻誘発試験
比較表
アレルギーの分類〈Coombs & Gell〉
機序代表疾患
I型(即時型)IgE依存アレルギー性鼻炎・気管支喘息・アナフィラキシー
II型抗体(細胞傷害)不適合輸血・自己免疫性溶血性貧血
III型免疫複合体糸球体腎炎・血清病
IV型(遅延型)T細胞(細胞性)接触性皮膚炎・ツベルクリン反応
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