学習トップ理由で解く 解剖学第10章 ▸ D. 胸郭 / Q0797

理由で解く 解剖学

Q0797 運動器系

出典:あマ指 第24回(2016) 問題17
問題
肋骨結節と関節する胸椎の部位はどれか。
選択肢
1 上関節突起
2 下関節突起
3 横突起
4 椎体
解答
正解3(横突起)
解説
✗ 1. 誤り
上関節突起
上関節突起は上位椎骨の下関節突起と対面して椎間関節を形成する部位で、肋骨とは関節しない。
✗ 2. 誤り
下関節突起
下関節突起は下位椎骨の上関節突起と椎間関節を作る部位。これも肋骨とは関節しない。
✓ 3. 正しい
横突起
肋骨体の後端寄りにある隆起を肋骨結節といい、胸椎横突起の先端にある横突肋骨窩と関節して肋横突関節を形成する。肋骨頭(肋骨の最後端)は椎体の肋骨窩と肋骨頭関節をつくり、肋骨結節は横突起と結ぶので、1本の肋骨は椎骨と2か所で関節する。ただし第11・12肋骨では横突肋骨窩を欠き、椎体のみと関節する。
✗ 4. 誤り
椎体
椎体の外側後方には肋骨窩があり、肋骨頭(肋骨体側でなく肋骨の最後端)と肋骨頭関節をつくる。肋骨結節ではなく肋骨頭との関節である点に注意。
ポイント
  • 肋骨結節は胸椎横突起先端の横突肋骨窩と関節し、肋横突関節を形成する。
  • 覚え方のコツ: 「肋骨頭→椎体、肋骨結節→横突起」と2対応を対で暗記。
  • 関連知識: 典型的胸椎では肋骨頭が椎間円板をはさんで上下2椎体にまたがる。T1・T11・T12は例外で1椎体のみ。
  • よくある間違い: 肋骨頭と肋骨結節を同じ場所と勘違い。肋骨頭が最後端、肋骨結節はその少し外側で肋骨頸と肋骨体の境にある。
  • 臨床応用: 肋椎関節の可動性が胸郭の柔軟性を決め、呼吸機能に関わる。胸部脊柱の硬さは呼吸パターンに影響する。
比較表
肋骨の部位 胸椎の部位 関節
肋骨頭 椎体の肋骨窩(上・下) 肋骨頭関節
肋骨結節 横突起先端の横突肋骨窩 肋横突関節
解説画像
あマ指 第24回(2016) 問題17|肋骨結節と関節する胸椎の部位はどれか。 解説図
あマ指 第24回(2016) 問題17|肋骨結節と関節する胸椎の部位はどれか。
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