学習トップ理由で解く 解剖学第10章 ▸ A. 骨格系総論 / Q0756

理由で解く 解剖学

Q0756 運動器系

出典:あマ指 第10回(2002) 問題21
問題
骨の特徴で誤っている記述はどれか。
選択肢
1 側頭骨には下顎窩がある。
2 仙骨には耳状面がある。
3 大腿骨には粗線がある。
4 脛骨には外果がある。
解答
正解4(脛骨には外果がある。)
解説
✗ 1.
側頭骨には下顎窩がある。
✗ 正しい。 側頭骨の外頭蓋底側、頬骨突起基部に下顎窩があり、下顎骨の下顎頭を受けて顎関節を形成する。外耳孔の前方に位置する。
✗ 2.
仙骨には耳状面がある。
✗ 正しい。 仙骨外側部にL字型の耳状面があり、寛骨(腸骨)の耳状面と対面して仙腸関節を形成する。仙腸関節は可動性がほぼない半関節である。
✗ 3.
大腿骨には粗線がある。
✗ 正しい。 大腿骨骨幹部の後面には縦に走る粗線があり、内側唇と外側唇に分かれる。内側唇には大内転筋など内転筋群、外側唇には大腿二頭筋短頭などが付着する。
✓ 4. 誤り
脛骨には外果がある。
脛骨の下端にある内側の突出は内果であり、外果は腓骨の下端にある。脛骨・腓骨の下端が「内果=脛骨、外果=腓骨」と位置的にセットになる点が頻出の引っかけ。
ポイント
  • 脛骨下端の内側突出は内果、腓骨下端の外側突出が外果。脛骨に外果はない。
  • 覚え方のコツ: 「ナイ(内)は脛(けい)、ソト(外)は腓(ひ)」と脚韻で覚える。
  • 関連知識: 距腿関節は、脛骨下関節面+内果関節面+腓骨外果関節面という3面で距骨滑車を挟み込む蝶番関節(ラセン関節)。
  • よくある間違い: 脛骨は体重を支える太い骨なので「すべて脛骨についている」と誤想しがち。外果は必ず腓骨。
  • 臨床応用: 足関節捻挫では外果下方の前距腓靱帯損傷が最も多い。外果・内果と距骨との位置関係が診察の要。
比較表
特徴的構造
側頭骨 下顎窩、外耳孔、乳様突起
仙骨 耳状面、岬角、正中仙骨稜
大腿骨 骨頭、大転子、粗線、内側・外側顆
脛骨 脛骨粗面、内果、脛骨内側面
腓骨 腓骨頭、外果
解説画像
あマ指 第10回(2002) 問題21|骨の特徴で誤っている記述はどれか。 解説図
あマ指 第10回(2002) 問題21|骨の特徴で誤っている記述はどれか。
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