
この図の解説
この図は乳歯と永久歯を、種類ごとの本数の表と実物の形とで並べて対比している。まず右上の表で数を押さえたい。乳歯は切歯8・犬歯4・乳臼歯8で計20本、永久歯は切歯8・犬歯4・小臼歯8・大臼歯12で計32本である。乳歯と永久歯で切歯と犬歯の数は同じで、差がつくのは臼歯にある。乳歯には大臼歯にあたる歯がなく(表の大臼歯欄が0)、永久歯の小臼歯にあたる位置には乳臼歯がある点が要点。下段の歯の形を見ると、切歯はノミのような四角い歯冠で単根、犬歯は牙状にとがった最長の歯で単根、臼歯は咬合面に高まりを持ち歯根が複数に分岐する。はじめに生える乳歯は生後7ヶ月頃から生えはじめ、生後2〜3年で20本がそろう。7歳頃から早く生えた歯より脱落して永久歯に替わり、20歳前後に第3大臼歯(知歯)が生えて32本で完成する。
学習の要点
- 乳歯は20本(切歯8・犬歯4・乳臼歯8)、永久歯は32本(切歯8・犬歯4・小臼歯8・大臼歯12)で、切歯と犬歯の数は両者で同じ。
- 覚え方のコツ: 差の12本=永久歯の大臼歯。乳歯には大臼歯がゼロで、「20+大臼歯12=32」と足し算で結びつける。
- 関連知識: 歯冠の表面は全身で最も硬いエナメル質、内側はゾウゲ質で、芯の歯髄腔に血管・神経が入る。歯根は歯槽骨の歯槽に植わり、歯根膜で結合される。
- よくある間違い: 乳歯を32本、永久歯を20本と逆に覚える誤り。第3大臼歯(知歯)を乳歯由来と誤認する誤りも多い。
- 臨床応用: 知歯は萌出余地が不足すると埋伏・傾斜しやすく、周囲の炎症(智歯周囲炎)や隣接歯の圧迫の原因となる。
比較表
確認問題(その場で確認・記録には残りません)
乳歯の総数は【 】本である。
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答え: 20
乳歯20本が生えそろうのはいつ頃か。生後2〜3年か、7歳頃か。
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答え: 生後2〜3年
※ 確認問題はその場の理解確認用で、復習スケジュール(FSRS)には記録されません。