
この図の解説
この図は右肺・左肺を外側面から見て、区域気管支が支配する領域=肺区域をS1〜S10の色分けで示している。まず注目すべきは右と左の数の違いで、右肺は10区域、左肺は9区域(S7が無い)に分かれる。上から順に肺尖区(S1)・後上葉区(S2)・前上葉区(S3)が上葉、右肺だけにある外側中葉区(S4)・内側中葉区(S5)が中葉、上-下葉区(S6)から後肺底区(S10)が下葉にあたる。中央の表を見ると、S4・S5が右では中葉区、左では上舌区・下舌区と名前を変える点、内側肺底区(S7)が右肺にしか存在しない点が読み取れる。肺区域は互いに重なり合わず、分布する血管もそれぞれ独立するため、区域を単位とした切除術が可能になる。
学習の要点
- 肺区域は区域気管支の支配領域で、右肺10区域・左肺9区域に分かれる。
- 覚え方のコツ: 左は「S7が無い」だけと覚える(10−1=9)。S1〜S3上葉、S4・S5中葉(左は舌区)、S6〜S10下葉。
- 関連知識: 各葉気管支は右3本(上・中・下葉気管支)・左2本(上・下葉気管支)。右肺3葉・左肺2葉という肺葉の数とつながる。
- よくある間違い: 左肺で欠けるのをS5や中葉と混同しやすいが、無いのはS7(内側肺底区)。左に中葉は無いがS4・S5自体は舌区として存在する。
- 臨床応用: 区域は血管も独立し重なり合わないため、肺がんなどで区域切除術の単位となる。
比較表
確認問題(その場で確認・記録には残りません)
左肺で欠けている肺区域は( )である。
答えを見る
答え: 内側肺底区(S7)
肺尖にあたる最上部の肺区域はS1で、( )区と呼ばれる。
答えを見る
答え: 肺尖(区)
※ 確認問題はその場の理解確認用で、復習スケジュール(FSRS)には記録されません。