
この図の解説
この図は三胚葉から分化する器官を、器官系別の「簡易版」と発生学的な「詳細」の二段で示す。上表の色分けに注目すると、内胚葉(黄)は消化器・呼吸器・尿路、中胚葉(赤)は骨格系・筋系・循環系・泌尿生殖系、外胚葉(青)は皮膚・神経系・感覚器を生む。右側の語呂「証拠は尿路には無いよう」「骨肉血みどろの人生に酎ハイで乾杯」「わが輩は皮膚感覚が神経質である」で三層をまとめて覚えられる。国試では、腎臓・精巣・卵巣などの泌尿生殖系が中胚葉、膀胱・尿道の尿路が内胚葉という点が狙われやすい。下段の詳細では、外胚葉が神経管・神経堤・表層外胚葉に、中胚葉が沿軸・中間・側板に細分され、同じ胚葉でも由来する構造がさらに枝分かれすることを読み取る。
学習の要点
- 三胚葉(外胚葉・中胚葉・内胚葉)から、各器官系の主要部分が秩序正しく分化する。胚葉形成は受精後3週目ころに起こる。
- 覚え方のコツ: 内胚葉「証拠は尿路には無いよう」、中胚葉「骨肉血みどろの人生に酎ハイで乾杯」、外胚葉「わが輩は皮膚感覚が神経質である」。
- 関連知識: 外胚葉と内胚葉の2層がまず生じ、遅れて両者の間に中胚葉が現れる。中胚葉由来には心臓・血管・血液(循環系)も含まれる。
- よくある間違い: 腎臓・生殖腺は中胚葉だが、膀胱・尿道の尿路は内胚葉。同じ泌尿器でも由来が分かれる点に注意する。
- 臨床応用: 詳細表の神経堤は末梢神経・自律神経・副腎髄質・色素細胞を生み、これらは外胚葉由来である。
比較表
確認問題(その場で確認・記録には残りません)
神経系・感覚器・皮膚を分化させる胚葉を( )胚葉という。
答えを見る
答え: 外
※ 確認問題はその場の理解確認用で、復習スケジュール(FSRS)には記録されません。