学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 外科学概論 ▸ §4 腫瘍 / QJ34P048
理由で解く 柔道整復師
設問は「誤っている組合せ」を選ぶ問題。卵巣への転移はクルーケンベルグ腫瘍であり、シュニッツラー転移はダグラス窩への腹膜播種を指すので、3の組合せが誤りで正解となる。
胃癌の代表的な遠隔転移には人名がついており、部位とセットで覚えるのが早い。ウィルヒョウ転移は左鎖骨上窩リンパ節へのリンパ行性転移、クルーケンベルグ腫瘍は両側卵巣への転移で若い女性でも起こりうる、シュニッツラー転移はダグラス窩への腹膜播種で、直腸診で硬い棚状の腫瘤として触れることがある。ここで用語を整理しておくと、ダグラス窩とは女性の直腸子宮窩のことである。男性にはダグラス窩という腔はなく、これに相当する骨盤最深部は直腸膀胱窩で、そこへ癌細胞が播種した場合も同様にシュニッツラー転移と呼ぶ。シュニッツラーは骨盤の一番低いところに癌細胞が落ちて溜まる播種、と位置でイメージすると卵巣転移と混同しにくい。
| 名称 | 転移部位 | 経路 | 気づきかた |
|---|---|---|---|
| ウィルヒョウ転移 | 左鎖骨上窩リンパ節 | リンパ行性 | 左鎖骨上の硬いリンパ節を触知 |
| クルーケンベルグ腫瘍 | 両側卵巣 | 播種・リンパ行性・血行性 | 腹部膨満、卵巣腫瘤として発見 |
| シュニッツラー転移 | ダグラス窩=直腸子宮窩(男性は相当部位の直腸膀胱窩) | 腹膜播種 | 直腸診で硬い棚状の腫瘤 |
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