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理由で解く 柔道整復師

QJ34P018 リハビリテーション医学

出典:第34回柔道整復師国家試験(2026)午後 問18
問題
介護支援専門員の役割はどれか。
選択肢
1 家事援助
2 経済的問題の解決
3 訪問入浴サービス
4 介護サービス計画の作成
解答
正解4(介護サービス計画の作成)
解説

介護支援専門員(ケアマネジャー)の中心的な役割は、介護サービス計画(ケアプラン)の作成です。よって4が正しい記述です。

介護保険制度では、要介護認定を受けた人がどのサービスをどれだけ使うかを組み立てる必要があり、その設計と調整を担うのが介護支援専門員です。仕事はアセスメント(心身の状況と生活の希望の把握)→ケアプラン原案の作成→サービス担当者会議での多職種調整→サービス開始→モニタリングと見直し、という循環で進みます。あわせて支給限度額の範囲でサービスを収める給付管理も担当します。介護支援専門員は保健・医療・福祉の実務経験を一定年数積んだ者が都道府県の試験と研修を経て登録される職種で、居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、介護保険施設などに配置されます。ここで大切な線引きは、介護支援専門員は「計画と調整」を担い、入浴介助や家事といった直接サービスは各サービス事業者の職員が提供するという点です。この役割分担が分かれば、選択肢は自然に振り分けられます。

✓ 4. 正しい
介護サービス計画の作成
ケアプランの作成は介護支援専門員の中核業務です。本人・家族の希望と心身の状況を踏まえて計画を立て、サービス担当者会議で多職種と共有し、実施後もモニタリングして必要に応じて見直します。
✗ 1. 該当しない
家事援助
調理・洗濯・掃除などの生活援助(家事援助)は、訪問介護員(ホームヘルパー)が訪問介護として提供します。介護支援専門員はそれを必要量だけ計画に位置づける側です。
✗ 2. 該当しない
経済的問題の解決
経済的な問題への対応は社会福祉士や医療ソーシャルワーカー、生活保護や生活困窮者自立支援の窓口が主に担います。介護支援専門員が相談を受けた場合は、抱え込まずに適切な機関へつなぐのが取るべき行動です。
✗ 3. 該当しない
訪問入浴サービス
訪問入浴介護は、浴槽を持ち込んで入浴を介助する現物サービスで、事業所の看護職員と介護職員が提供します。介護支援専門員は必要性を判断して計画に組み込み、事業者と調整する立場です。
ポイント
  • 介護支援専門員の中核業務はケアプラン(介護サービス計画)の作成と連絡調整、給付管理。
  • 業務の流れ:アセスメント→ケアプラン原案→サービス担当者会議→実施→モニタリング→見直し。
  • 「計画・調整」が仕事であり、入浴介助や家事といった直接サービスは各事業者の職員が担う。
  • 保健・医療・福祉の実務経験を経て都道府県の試験・研修に合格し登録される。配置先は居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、施設など。
  • 自分の役割の外にある相談(経済問題、権利擁護など)は、社会福祉士や行政窓口へつなぐのが適切な対応。
比較表
職種主な役割
介護支援専門員(ケアマネジャー)ケアプランの作成、サービス担当者会議の開催、事業者との連絡調整、給付管理、モニタリング
訪問介護員(ホームヘルパー)身体介護(食事・排泄・入浴の介助)と生活援助(調理・洗濯・掃除などの家事援助)
訪問入浴介護の職員(看護職員・介護職員)浴槽を持ち込んでの入浴サービスの提供と健康状態の確認
社会福祉士・医療ソーシャルワーカー経済的・社会的問題の相談援助、制度利用の調整、退院支援
理学療法士・作業療法士訪問・通所リハビリテーションの実施、住宅改修や福祉用具の助言
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