学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 運動学 ▸ §5 姿勢 / QJ34A113
理由で解く 柔道整復師
新生児は頭部が大きく下肢が短いため重心が高く、臍よりも上に位置する。成長に伴って下降し、成人では立位で仙骨のやや前方に落ち着く。
重心の位置は身体各部の質量分布で決まる。新生児は頭部が身長のおよそ4分の1を占める「4頭身」の体型で、頭部の質量割合が大きく下肢が短いため、重心は体幹の上方(おおむね剣状突起の高さ)にあって臍より上になる。成長とともに下肢が伸びて質量が下方へ移り、成人では立位で第2仙椎のやや前方、身長のおよそ55〜56%の高さに位置する。仙骨の「前方」であることには意味があり、重心線が股関節のやや後方、膝関節と足関節のやや前方を通ることで、靱帯の張力を利用した省エネルギーの直立が可能になる。体格差では、肩幅と胸郭が発達し上半身が重い男性の方が重心はやや高く、骨盤が大きく下肢側に質量が寄る女性はやや低い。四肢の各セグメントは近位ほど太く重いため、大腿でも下腿でも上腕でも重心は中央より近位寄りにある。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 新生児の重心 | 体幹上方(剣状突起の高さ付近)。臍より上。頭部が大きく下肢が短いため |
| 成人の重心 | 第2仙椎のやや前方。身長の約55〜56%の高さ |
| 男女差 | 男性はやや高い(肩・胸郭が大きい)/女性はやや低い(骨盤が大きい) |
| 重心線の通り道 | 股関節のやや後方、膝関節・足関節のやや前方 |
| 四肢セグメントの重心 | 上腕・前腕・大腿・下腿とも中央より近位寄り |
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