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理由で解く 柔道整復師

QJ34A066 解剖学

出典:第34回柔道整復師国家試験(2026)午前 問66
問題
ネフロンに含まれるのはどれか。
選択肢
1 腎杯
2 腎小体
3 腎錐体
4 腎乳頭
解答
正解2(腎小体)
解説

ネフロン(腎単位)は腎小体と尿細管からなります。含まれるのは2の腎小体。正解は2。

腎小体は毛細血管のかたまりである糸球体と、それを包む糸球体嚢(ボーマン嚢)からできていて、血漿を濾過して原尿を作ります。続く近位尿細管・ヘンレのループ・遠位尿細管で必要な物質の再吸収と不要物の分泌が行われ、ここまでが1個のネフロンです。片方の腎に約100万個あります。集合管は複数のネフロンからの尿を集めて運ぶ管で、ネフロンには含めません。「尿を作る側」と「尿を運ぶ側」で構造を二分するのが整理のコツです。

✓ 2. 正しい
腎小体
糸球体+糸球体嚢(ボーマン嚢)で、濾過を担うネフロンの出発点です。尿細管とともに腎単位を構成します。
✗ 1. 誤り
腎杯
腎乳頭から出た尿を受ける杯状の構造で、小腎杯・大腎杯を経て腎盂に集まります。尿を運ぶ尿路の一部であり、尿を作る単位ではありません。
✗ 3. 誤り
腎錐体
腎髄質を円錐形に区切った肉眼的な区分の名称です。内部を尿細管や集合管が走りますが、ネフロンの構成要素の名前ではありません。
✗ 4. 誤り
腎乳頭
腎錐体の先端が小腎杯へ突出した部分で、乳頭管が開口して尿を送り出す出口にあたります。ここも尿路側の構造です。
ポイント
  • ネフロン=腎小体(糸球体+糸球体嚢)+尿細管(近位・ヘンレのループ・遠位)。片腎に約100万個。
  • 集合管はネフロンに含まれない。複数のネフロンの尿を集めて腎乳頭へ運ぶ。
  • 尿路は腎乳頭→小腎杯→大腎杯→腎盂→尿管→膀胱→尿道の順。
  • 皮質には腎小体と曲尿細管、髄質(腎錐体)には直尿細管とヘンレのループ、集合管。
  • 「作る側(ネフロン)」と「運ぶ側(尿路)」に分けて、名称を振り分けて確認する。
比較表
区分構造役割
ネフロン(作る)腎小体、尿細管濾過・再吸収・分泌
ネフロンに続く管集合管尿の濃縮と集約
尿路(運ぶ)腎乳頭、腎杯、腎盂、尿管尿の輸送
肉眼的区分腎皮質、腎髄質(腎錐体)、腎柱位置の名称
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