学習トップ理由で解く 柔道整復師解剖学 ▸ §4 消化器系 / QJ34A061

理由で解く 柔道整復師

QJ34A061 解剖学

出典:第34回柔道整復師国家試験(2026)午前 問61
問題
胃の頭側端に位置するのはどれか。
選択肢
1 胃体部
2 胃底部
3 噴門部
4 幽門部
解答
正解2(胃底部)
解説

胃の最も頭側でドーム状に盛り上がるのが胃底部です。正解は2。

胃は入口である噴門、噴門より上方に膨らむ胃底、中央の大部分を占める胃体、出口側の幽門部(幽門前庭と幽門管)に区分されます。立位では胃底に飲み込んだ空気がたまり、X線で胃泡として写ります。「底」という字から下端を連想しがちですが、解剖学では横隔膜のドームに接する上端を指します。区分名は語感ではなく位置関係の図で覚えるのが確実です。

✓ 2. 正しい
胃底部
噴門より上方(頭側)に膨らむ部分で、横隔膜の左ドームに接します。胃のなかで最も頭側に位置します。
✗ 1. 誤り
胃体部
噴門部と幽門部の間を占める胃の大部分で、位置としては中央です。最も頭側ではありません。
✗ 3. 誤り
噴門部
食道が胃に移行する部位で、胃底部より下(尾側)にあります。頭側端は噴門より上に張り出す胃底部です。
✗ 4. 誤り
幽門部
十二指腸へ続く出口側で、胃のなかで最も尾側寄りです。幽門括約筋があり内容物の送り出しを調節します。
ポイント
  • 胃の区分は頭側から胃底部→噴門部→胃体部→幽門部(幽門前庭・幽門管)。
  • 胃底部は噴門より上に張り出すドーム。立位で胃泡ができる場所。
  • 「底」でも上端。名前の印象ではなく位置関係の図で確認する。
  • 幽門には幽門括約筋があり、十二指腸への排出を調節する。
  • 胃腺は噴門腺・胃底腺(主細胞=ペプシノゲン、壁細胞=塩酸と内因子、副細胞=粘液)・幽門腺に分かれる。
比較表
区分位置特徴
胃底部最も頭側横隔膜に接し、胃泡ができる
噴門部食道との移行部逆流を防ぐ部位
胃体部中央胃底腺が多く分布する
幽門部最も尾側(出口側)幽門括約筋で排出を調節
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