学習トップ理由で解く 柔道整復師解剖学 ▸ §4 消化器系 / QJ34A062

理由で解く 柔道整復師

QJ34A062 解剖学

出典:第34回柔道整復師国家試験(2026)午前 問62
問題
十二指腸の部位で正しい走行順はどれか。
選択肢
1 上部 → 下行部 → 水平部 → 上行部
2 上部 → 水平部 → 下行部→上行部
3 下行部 → 上部 → 上行部 → 水平部
4 水平部 → 上部 → 下行部 → 上行部
解答
正解1(上部 → 下行部 → 水平部 → 上行部)
解説

十二指腸は上部→下行部→水平部→上行部の順にC字を描いて膵頭を囲みます。正解は1。

幽門に続く上部は内面が滑らかで球部と呼ばれ、潰瘍の好発部位です。下行部は膵頭の右側を下り、その後内側壁に大十二指腸乳頭(総胆管と主膵管が開口)があります。水平部は腹大動脈と上腸間膜動脈の間を左へ横切り、上行部が左上へ上がって十二指腸空腸曲となり空腸に続きます。上部の始まり以外は腹膜後器官である点、全長が約25〜30cmである点も併せて押さえましょう。

✓ 1. 正しい
上部 → 下行部 → 水平部 → 上行部
幽門から始まり、右へ・下へ・左へ・上へとC字に回って空腸に移行する実際の走行と一致します。
✗ 2. 誤り
上部 → 水平部 → 下行部→上行部
下行部と水平部の順が入れ替わっています。上部の次は膵頭の右側を下る下行部です。
✗ 3. 誤り
下行部 → 上部 → 上行部 → 水平部
出発点が違います。幽門に直接続くのは上部で、下行部から始まることはありません。
✗ 4. 誤り
水平部 → 上部 → 下行部 → 上行部
同じく出発点が誤りです。順序も走行と一致しません。
ポイント
  • 十二指腸は上部→下行部→水平部→上行部の4部。膵頭を囲むC字を描く。
  • 上部の始まりは球部。下行部の後内側壁に大十二指腸乳頭(総胆管+主膵管)、その上方に小十二指腸乳頭(副膵管)。
  • 水平部は腹大動脈と上腸間膜動脈に挟まれて左へ走る。
  • 上行部の終わりが十二指腸空腸曲で、十二指腸提筋(トライツ靱帯)が支える。
  • 十二指腸は大部分が腹膜後器官。空腸・回腸は腸間膜をもつ腹腔内器官。
比較表
順序部位走行と目印
1上部幽門に続く。球部、潰瘍の好発部位
2下行部膵頭の右を下る。大十二指腸乳頭が開口
3水平部大動脈と上腸間膜動脈の間を左へ
4上行部左上へ上がり十二指腸空腸曲へ
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