学習トップ理由で解く 柔道整復師解剖学 ▸ §2 運動器系 / QJ34A056

理由で解く 柔道整復師

QJ34A056 解剖学

出典:第34回柔道整復師国家試験(2026)午前 問56
問題
第1中手骨と関節するのはどれか。
選択肢
1 舟状骨
2 三角骨
3 有頭骨
4 大菱形骨
解答
正解4(大菱形骨)
解説

母指の手根中手関節を作るのは大菱形骨です。正解は4。

手根骨は近位列(橈側から舟状骨・月状骨・三角骨・豆状骨)と遠位列(橈側から大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鈎骨)の8個です。中手骨と接するのは遠位列だけで、第1中手骨は大菱形骨、第2は小菱形骨、第3は有頭骨、第4・第5は有鈎骨が主に受けます。とくに第1手根中手関節は鞍関節で、屈伸・内外転に加えて母指対立ができるため、ものを掴む動作の要になります。

✓ 4. 正しい
大菱形骨
第1中手骨底との間に鞍関節(母指の手根中手関節)を作ります。2軸性ですが対立運動が可能で、可動域が大きい分だけ外傷(ベネット骨折など)でも問題になる部位です。
✗ 1. 誤り
舟状骨
近位列の橈側にあり、橈骨・月状骨・大菱形骨・小菱形骨・有頭骨と接します。中手骨とは関節しません。
✗ 2. 誤り
三角骨
近位列の尺側で、月状骨・豆状骨・有鈎骨と接します。近位列なので中手骨とは直接関節しません。
✗ 3. 誤り
有頭骨
遠位列で中手骨とは接しますが、相手は主に第3中手骨底(一部が第2・第4にかかる)で、第1中手骨とは関節しません。
ポイント
  • 近位列は橈側から舟状骨・月状骨・三角骨・豆状骨、遠位列は大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鈎骨。
  • 中手骨と関節するのは遠位列のみ。第1=大菱形骨、第2=小菱形骨、第3=有頭骨、第4・5=有鈎骨。
  • 第1手根中手関節は鞍関節で、母指対立の要。
  • 橈骨手根関節(手関節)を作るのは橈骨と舟状骨・月状骨・三角骨。豆状骨は加わらない。
  • 手根骨は橈側から番号順に並べて、中手骨と1対1で線を引いて確認すると混乱しない。
比較表
中手骨関節する手根骨
第1中手骨大菱形骨(鞍関節)
第2中手骨小菱形骨(大菱形骨・有頭骨にも接する)
第3中手骨有頭骨
第4・第5中手骨有鈎骨
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。