学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §7 定型的鎖骨骨折の診察および整復 / QJ34A005
理由で解く 柔道整復師
定型的鎖骨骨折では、近位骨片は胸鎖乳突筋に引かれて上(後)方へ、遠位骨片は上肢の重みと胸部の筋によって下内方へ引かれ短縮します。この組合せは1です。
定型的鎖骨骨折は中1/3、とくに中外1/3境界部に生じる骨折で、転位のしかたが典型的なため名前がついています。近位骨片には胸鎖乳突筋が付着しており、これに引き上げられて上方(やや後方)へ転位します。遠位骨片は肩甲帯・上肢の重みでそのまま下垂し、さらに大胸筋・小胸筋・広背筋によって内方へ引き寄せられるため、骨片同士が重なって短縮転位を生じ、同時に前方へ回旋します。「近位は引き上げられる、遠位はぶら下がって内へ入る」と動きで覚えると、上方+短縮の組合せが自然に導けます。この転位の型が分かれば、整復・固定で肩甲帯を後上方へ引いて鎖骨の長さを取り戻す理由も理解できます。
| 骨片 | 主に働く力 | 転位方向 |
|---|---|---|
| 近位骨片 | 胸鎖乳突筋 | 上方(やや後方) |
| 遠位骨片 | 上肢の重量、大胸筋・小胸筋・広背筋 | 下方・内方(短縮)、前方回旋 |
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