学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §7 診察各論 生命徴候 / QJ33P029
理由で解く 柔道整復師
体温は身体の中心に近い部位ほど高く安定し、体表に近づくほど外気の影響を受けて低くなります。選択肢のなかで最も深部にあるのは直腸なので、正答は4です。
体温は、脳・心臓・腹部臓器など生命維持に直結する部分の温度である「核心温(中枢温)」と、皮膚や四肢など環境温に左右される「外殻温(外層温)」に分けられます。核心温は視床下部の体温調節中枢によっておよそ37℃前後に保たれ、外気温が変わってもほとんど動きません。直腸温はこの核心温を最もよく反映し、口腔温は腋窩温より約0.4〜0.5℃高く、直腸温は腋窩温より約0.8〜0.9℃高いとされます。したがって高い順に、直腸温>口腔温>腋窩温>皮膚温(前額など)となります。体温には日内変動があり、早朝が最も低く夕方(15〜18時ごろ)が最も高いため、比較する際は測定部位と時刻をそろえることが大切です。
| 測定部位 | 反映する温度 | 相対的な高さ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 直腸内 | 核心温 | 最も高い | 外気の影響を受けず正確。新生児・重症例の体温管理に用いる |
| 口腔内(舌下) | 核心温に近い | 直腸より低い | 飲食・喫煙・開口呼吸の影響を受ける |
| 腋窩 | 準核心温(人工的な閉鎖腔) | 口腔より低い | 簡便で最も普及。発汗や測定手技で誤差が出る |
| 前額部(皮膚) | 外殻温 | 最も低く不安定 | 外気温・発汗・皮膚血流に大きく左右される |
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