学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 病理学概論 ▸ §2 疾病の一般 / QJ33A117
理由で解く 柔道整復師
患者本人にしかわからない訴えが自覚症状、第三者が見たり触れたり測ったりして確かめられるものが他覚的所見です。脾腫は触診や画像で客観的に確認できるので他覚的所見にあたります。
症状は大きく2つに分けられる。自覚症状(症状/symptom)は痛み・吐き気・だるさのように本人の申告でしか把握できないもので、強さの表現も本人に依存する。他覚的所見(徴候/sign)は発熱、黄疸、浮腫、心雑音、腫瘤の触知のように、検者が客観的に捉えて記録・数値化できるものをいう。脾臓は健常では左季肋部の肋骨に隠れて触れないが、腫大すると深呼吸に合わせて指先に触れるようになり、超音波やCTで大きさを計測できる。施術の現場でも「本人が訴えていること」と「自分が確認できたこと」を分けて記録する習慣をつけると、経過の追跡や他職種への申し送りが正確になる。
| 項目 | 自覚症状(症状) | 他覚的所見(徴候) |
|---|---|---|
| 把握の仕方 | 本人の訴えを聞く(問診) | 検者が観察・触診・測定・画像で確認 |
| 客観性 | 低い(本人の表現に依存) | 高い(記録・数値化できる) |
| 例 | 疼痛、悪心、動悸、めまい、倦怠感 | 脾腫、黄疸、浮腫、発熱、発疹、心雑音 |
| 評価の工夫 | VAS・NRSなどのスケールで数値化 | 大きさ・部位・左右差を計測して記録 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。