学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §14 感覚の生理 / QJ33A089
理由で解く 柔道整復師
杆体(かんたい)に含まれる視物質はロドプシンである。薄暗い場所でわずかな光を検出する役割を担う。
網膜の視細胞には杆体と錐体の2種類がある。杆体は光に対する感度が非常に高く、暗い場所で働くが色の区別はできない。その視物質であるロドプシンは、ビタミンAから作られるレチナールとオプシンというタンパク質が結合したもので、光が当たると分解(褪色)し、その変化が視細胞の過分極として伝えられる。ビタミンA不足で夜盲症が起こるのは、この材料が足りなくなるためである。一方、錐体は明るい場所で働き、赤・緑・青に対応する3種類の視物質をもつため色覚と細かい形の識別を担う。明暗の順応も視物質で説明でき、暗順応はロドプシンの再合成に時間がかかるため数十分を要するのに対し、明順応は分解が速いので1分前後で済む。
| 杆体 | 錐体 | |
|---|---|---|
| 働く明るさ | 暗所(暗所視) | 明所(明所視) |
| 視物質 | ロドプシン(1種類) | 赤・緑・青に対応する3種類 |
| 色覚 | なし | あり |
| 感度・解像度 | 感度が高く解像度は低い | 感度は低く解像度が高い |
| 分布 | 網膜周辺部に多い | 中心窩に密集 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。