学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §28 膝関節半月板損傷の診察 / QJ33A032
理由で解く 柔道整復師
「誤っているのはどれか」を問う設問です。半月板損傷では関節裂隙に圧痛が出ますが、そこが陥凹して触れることはありません。
半月板は大腿骨と脛骨の間にはさまれた線維軟骨で、荷重の分散と関節の適合性を担っています。損傷すると荷重時や膝をひねる動作で関節裂隙に一致した痛みが出て、関節水腫による腫脹を伴います。断裂した部分が関節内に引っかかると、膝が伸びきらなくなるロッキングが起こり、これは半月板損傷に特徴的な所見です。関節裂隙は指で押さえて圧痛を確認する場所であって、そこに欠損したような陥凹を触れるわけではありません。触知できる陥凹が特徴的なのは、膝蓋腱断裂や大腿四頭筋腱断裂、アキレス腱断裂といった腱の断裂で、断端の間隙を体表から触れられる状態です。評価ではマックマレーテストや圧迫アプライテストを行い、ロッキングや強い腫脹があるときは早期に医師の診察へつなげます。
| 病態 | 主な症状 | 損傷部の触診所見 | 特徴的所見 |
|---|---|---|---|
| 膝関節半月板損傷 | 関節裂隙の痛み・荷重時痛・腫脹(関節水腫) | 関節裂隙に圧痛(陥凹は触れない) | ロッキング(膝が伸展できない)、マックマレーテスト陽性 |
| 膝蓋腱・大腿四頭筋腱断裂 | 膝前面の痛み、膝を伸ばせない | 断端の間隙を陥凹として触れる | 膝の自動伸展不能(下肢伸展挙上ができない) |
| アキレス腱断裂 | 踵の上の痛み、つま先立ちができない | 腱に明らかな陥凹を触れる | 底屈不能、トンプソン(シモンズ)テスト陽性 |
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