学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §24 上腕二頭筋長頭腱損傷の診察 / QJ33A027
理由で解く 柔道整復師
伸長性(遠心性)収縮とは、筋が引き伸ばされながら力を出す状態です。肩関節屈曲位を保つ腕を検者が押し下げるスピードテストが、これに当たります。
筋の収縮様式は、筋が短くなりながら力を出す短縮性(求心性)、長さを変えない等尺性、引き伸ばされながら力を出す伸長性(遠心性)に分けられます。伸長性収縮は同じ筋力でも腱にかかる張力が大きく、腱付着部の障害を再現しやすいという性質があります。スピードテストは肘を伸ばし前腕を回外させた状態で肩関節を屈曲させ、検者が前腕遠位に下方への抵抗を加えるもので、被検者が抵抗に抗しきれずに腕が下がる過程で上腕二頭筋が引き伸ばされながら収縮し、結節間溝部に痛みが誘発されれば陽性です。他の三つは、他動的な衝突を再現するもの、抵抗下の回外で疼痛をみるもの、腱板の連続性・保持力をみるものであり、伸長性収縮そのものを評価対象にしてはいません。
| 検査 | 操作 | 評価しているもの |
|---|---|---|
| スピードテスト | 肩屈曲位に下方抵抗 | 伸長性収縮での長頭腱の疼痛 |
| ヤーガソンテスト | 抵抗下の前腕回外 | 抵抗下収縮での長頭腱の疼痛 |
| ホーキンスサイン | 他動的な肩内旋 | 肩峰下インピンジメント |
| ドロップアームサイン | 挙上位から自動で下ろす | 腱板断裂(保持できず落下) |
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