学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §20 主要な疾患 その他の疾患 / QJ32P042
理由で解く 柔道整復師
項部硬直は髄膜刺激症状であり、髄膜炎やくも膜下出血を疑う所見である。熱中症の症状ではないので、正解は3。
熱中症は高温環境で体温調節が破綻し、脱水と電解質異常、さらに高体温による臓器障害が進む病態である。重症度は3段階で整理する。I度は、めまい・立ちくらみ・失神(熱失神)、筋肉痛やこむら返り(熱けいれん)、大量の発汗。II度は、頭痛・嘔吐・倦怠感・虚脱感・集中力低下(熱疲労)。III度は、意識障害・けいれん・肝腎障害・体温40℃前後の高体温(熱射病)で、この段階では発汗が止まり皮膚が乾いて熱くなることもある。現場では、涼しい場所へ移し、衣服をゆるめ、頸部・腋窩・鼠径部など太い血管の走る部位を冷やす。意識がはっきりして自力で飲めるなら、経口補水液など塩分を含む水分を摂らせる。意識障害・けいれんがある、自力で水分が摂れない、症状が改善しない場合は、ためらわず救急要請して医療機関につなげる。
| 重症度 | 主な症状 | 対応 |
|---|---|---|
| I度(熱失神・熱けいれん) | めまい、立ちくらみ、失神、こむら返り、大量発汗 | 涼所へ移し冷却、塩分を含む水分を摂取 |
| II度(熱疲労) | 頭痛、嘔吐、倦怠感、集中力低下 | 冷却と補水。改善しなければ受診 |
| III度(熱射病) | 意識障害、けいれん、肝腎障害、高体温 | 冷却しながらただちに救急要請 |
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