学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §3 診察各論 視診 / QJ32P026
理由で解く 柔道整復師
小脳性の失調性歩行は、体幹のバランスが保てず、両足を左右に広げてふらつきながら歩くのが特徴である。よって正解は2。
歩行の異常は障害された部位ごとにパターンが決まっているため、「どこが壊れるとどう歩くか」で覚えると忘れにくい。小脳は運動の協調とバランスを担うので、障害されると転倒を避けようとして支持面(歩隔)を広げる代償が起こり、酔っぱらいのような動揺性の歩行(酩酊様歩行)になる。つぎ足歩行や直線歩行ができず、開眼していてもふらつく点が、閉眼で著しく悪化する後索障害(感覚性失調)との違いである。錐体路が障害されれば筋緊張が亢進して下肢が突っ張り、末梢神経が障害されれば足関節の背屈ができなくなり、それぞれ別の歩容を生む。
| 歩行の型 | 特徴 | 障害部位・代表疾患 |
|---|---|---|
| 失調性(酩酊様)歩行 | 足を広げ動揺、直線歩行が困難 | 小脳 |
| 小刻み・すり足歩行 | 前傾前屈、突進現象、すくみ足 | 大脳基底核/パーキンソン病 |
| 分回し歩行 | 下肢伸展のまま外方へ弧を描く | 錐体路/脳血管障害後片麻痺 |
| 鶏歩 | 膝を高く上げ、つま先から接地 | 末梢神経/総腓骨神経麻痺 |
| 動揺性(あひる)歩行 | 腰を左右に振る | 中殿筋筋力低下、進行性筋ジストロフィー |
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