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理由で解く 柔道整復師

頭部単純CTで、脳実質の内部に高吸収(白く写る)病変がまとまって存在すれば、まず急性期の脳出血を考える。CTは出血の描出に優れ、発症直後から陽性所見となる。
単純CTの読影は「白か黒か」→「どこにあるか」→「どんな形か」の順に見ると迷わない。血液はX線の吸収が高いため、出血すると発症直後から白く(高吸収に)写る。反対に梗塞は虚血で組織の水分が増えるため黒く(低吸収に)写り、しかも変化が出るまでに数時間から1日ほどかかる。つまり「発症直後の白=出血、時間が経ってからの黒=梗塞」が第一の分かれ道である。白い出血を見つけたら、次はその場所と形で病型を決める。脳実質の内部に塊をつくれば脳出血、脳槽や脳溝(くも膜下腔)の形をなぞって広がればくも膜下出血、頭蓋骨の内板に沿って三日月形に広がれば硬膜下血腫となる。
| 疾患 | 単純CTの濃度 | 部位・形 | 典型的な背景 |
|---|---|---|---|
| 脳出血 | 高吸収(発症直後から白い) | 脳実質内に塊状、周囲に浮腫、正中偏位を伴うことあり | 高血圧。被殻・視床が好発。突然の片麻痺・意識障害 |
| 脳梗塞 | 低吸収(黒い、数時間〜1日で明瞭化) | 動脈支配領域に一致した楔状・広範な低吸収 | 心房細動・動脈硬化。超急性期はDWIが有用 |
| くも膜下出血 | 高吸収 | 脳槽・脳溝(くも膜下腔)に沿って広がる | 脳動脈瘤破裂。突然の激しい頭痛、項部硬直 |
| 急性硬膜下血腫(参考) | 高吸収(受傷直後から白い) | 頭蓋骨内板に沿う三日月形 | 強い頭部外傷直後。脳挫傷を合併しやすい |
| 慢性硬膜下血腫 | 等吸収〜低吸収(再出血で内部に高吸収が混じり mixed density) | 頭蓋骨内板に沿う三日月形(凹レンズ型) | 高齢者・飲酒者。軽微な外傷から数週〜数か月後 |
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