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理由で解く 柔道整復師

QJ32P006 衛生学・公衆衛生学

出典:第32回柔道整復師国家試験(2024)午後 問6
問題
国際労働機関はどれか。
選択肢
1 ILO
2 NGO
3 ODA
4 WHO
解答
正解1(ILO)
解説

国際労働機関はInternational Labour Organizationで、略称はILOです。正答は1です。

ILOは1919年、第一次世界大戦後のベルサイユ条約によって設立され、1946年に国際連合と協定を結んで最初の専門機関となりました。最大の特徴は、各国の政府・使用者・労働者の代表が対等な立場で参加する三者構成をとることです。労働時間、労働安全衛生、賃金、児童労働の禁止、強制労働の廃止、社会保障といった分野で条約と勧告を採択し、加盟国の労働条件の向上をはかります。第1号条約が「1日8時間・週48時間労働」であったことも押さえておくとよいでしょう。選択肢に並ぶNGO・ODA・WHOは、それぞれ組織の総称、援助の枠組み、別の専門機関であり、性格の違いごと整理しておくと紛れません。

✓ 1. 正しい
ILO
International Labour Organization、国際労働機関の略称です。政府・使用者・労働者の三者構成で労働条件の国際基準をつくります。
✗ 2. 誤り
NGO
Non-Governmental Organization、非政府組織のことです。特定の一機関の名称ではなく、政府から独立した民間団体の総称を指します。
✗ 3. 誤り
ODA
Official Development Assistance、政府開発援助です。開発途上国に対する資金・技術協力の枠組みであって、組織名ではありません。
✗ 4. 誤り
WHO
World Health Organization、世界保健機関です。1948年設立、本部はジュネーブで、扱うのは労働ではなく保健分野です。
ポイント
  • ILO=International Labour Organization、国際労働機関。1919年設立、1946年に国連最初の専門機関。本部ジュネーブ。
  • 特徴は政府・使用者・労働者の三者構成。条約と勧告で労働条件の国際基準をつくる。
  • WHO=世界保健機関(1948年、保健分野)。ILOと並んで出題頻度が高い。
  • NGOは非政府組織の総称、ODAは政府開発援助という援助の枠組み。いずれも特定の国際機関名ではない。
  • 関連略語:UNICEF(国連児童基金)、FAO(国連食糧農業機関)、UNEP(国連環境計画)もあわせて確認する。
比較表
略語正式名称性格・担当分野
ILOInternational Labour Organization国連専門機関/労働条件・労働安全衛生
WHOWorld Health Organization国連専門機関/保健・疾病対策
NGONon-Governmental Organization民間の非政府組織の総称(機関名ではない)
ODAOfficial Development Assistance政府開発援助という枠組み(組織ではない)
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