学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 病理学概論 ▸ §4 退行性病変・代謝障害 / QJ32A120
理由で解く 柔道整復師
間接(非抱合型)ビリルビンは、肝でグルクロン酸抱合を受ける前のビリルビンです。赤血球が次々に壊れてビリルビンの産生が肝の処理能力を上回る溶血性貧血で高値となります。
寿命を終えた赤血球のヘモグロビンからヘムが分解されてビリルビンが生じ、水に溶けないためアルブミンと結合して肝へ運ばれます。ここまでが間接ビリルビンです。肝細胞内でUDP-グルクロン酸転移酵素による抱合を受けると、水に溶ける直接(抱合型)ビリルビンとなり、毛細胆管から胆汁中へ排泄されます。したがって黄疸は、抱合より手前でつまずく間接優位型と、抱合より後ろでつまずく直接優位型に大きく分けて考えると整理できます。設問は「間接ビリルビンが高値」なので、抱合以前の段階に異常がある病態を探せばよく、産生が爆発的に増える溶血がその代表です。
| 比べる点 | 間接(非抱合型)優位 | 直接(抱合型)優位 |
|---|---|---|
| つまずく段階 | 肝での抱合より手前(産生過剰・取り込み/抱合の障害) | 抱合より後ろ(排泄・胆汁流出の障害) |
| 水への溶けやすさ | 脂溶性(アルブミンと結合) | 水溶性 |
| 尿ビリルビン | 陰性 | 陽性(尿は濃い褐色) |
| 便の色 | 正常〜濃い | 閉塞が高度なら灰白色 |
| 随伴しやすい所見 | 貧血、網赤血球増加、LD上昇、ハプトグロビン低下 | ALP・γ-GT上昇、皮膚掻痒感 |
| 代表疾患 | 溶血性貧血、新生児黄疸、ジルベール症候群、クリグラー・ナジャー症候群 | 胆管癌、総胆管結石、先天性胆道閉塞症、デュビン・ジョンソン症候群、ローター症候群 |
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