学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 運動学 ▸ §3 運動の発現と制御 / QJ32A108
理由で解く 柔道整復師
上肢の伸筋共同運動では肩関節は内転・内旋するため、「肩関節—内転」の組合せが正しい。
共同運動とは、脳卒中片麻痺の回復過程でみられる、複数の関節が分離せずに定型的なセットで動いてしまう現象をいう。上肢では2つのパターンがあり、屈筋共同運動は肩甲帯の挙上・後退、肩関節の外転・外旋、肘関節屈曲、前腕回外の組合せ、伸筋共同運動はその裏返しで肩甲帯の前方突出、肩関節の内転・内旋、肘関節伸展、前腕回内の組合せになる。「屈筋型は物を抱え込む形、伸筋型は前へ押し出す形」と動作のイメージで覚えると、成分を取り違えにくい。ブルンストローム・ステージIIIで共同運動が最も強く出現し、IV以降で分離運動が進むという流れも併せて押さえたい。
| 部位 | 屈筋共同運動 | 伸筋共同運動 |
|---|---|---|
| 肩甲帯 | 挙上・後退 | 前方突出(外転) |
| 肩関節 | 外転・外旋 | 内転・内旋 |
| 肘関節 | 屈曲 | 伸展 |
| 前腕 | 回外 | 回内 |
| 股関節 | 屈曲・外転・外旋 | 伸展・内転・内旋 |
| 膝関節 | 屈曲 | 伸展 |
| 足関節 | 背屈・内反 | 底屈・内反 |
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