学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §5 呼吸器系 / QJ32A077
理由で解く 柔道整復師
鼻腔への開口は「上から順に、蝶形骨洞・後篩骨洞・前中篩骨洞と上顎洞と前頭洞」と並び、鼻涙管だけが最も下の下鼻道に開きます。正答は4です。
涙は眼窩上外側の涙腺でつくられ、眼の表面を潤したのち内眼角の涙点から涙小管・涙嚢へ集まり、鼻涙管を下って下鼻甲介の下、すなわち下鼻道に開口します。泣くと鼻水が出るのは、涙がこの経路で鼻腔へ流れ込むためです。一方、副鼻腔の開口部は上から、蝶形骨洞が蝶篩陥凹(最上鼻道の高さ)に、後篩骨洞が上鼻道に、前・中篩骨洞と上顎洞・前頭洞が中鼻道の半月裂孔に開きます。中鼻道は3つの洞が集まる交通の要所で、ここが腫れると複数の副鼻腔の排出が同時に妨げられます。とくに上顎洞は洞の上方に開口部があるため重力に逆らって排出せねばならず、副鼻腔炎を起こしやすい構造です。「副鼻腔は上・中に、涙は下に」と対にして覚えると確実です。
| 開口部位 | 開口するもの |
|---|---|
| 蝶篩陥凹(最上鼻道の高さ) | 蝶形骨洞 |
| 上鼻道 | 後篩骨洞 |
| 中鼻道 | 前篩骨洞、中篩骨洞、上顎洞、前頭洞 |
| 下鼻道 | 鼻涙管 |
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