学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §32 足関節外側靱帯損傷の診察 / QJ32A033
理由で解く 柔道整復師
足関節前方引き出し検査は、前距腓靱帯の制動が失われているかをみる検査です。距骨に内旋(内転)を加えると靱帯が緊張し、前外側への亜脱臼が誘発されて所見が明瞭になります。
前距腓靱帯は外果前縁から距骨頸に向かって前内方へ走り、距骨の前方移動と内旋を制動しています。したがって検査では、その走行に一致する方向へ動かすことで緩みが最もよく現れます。実施は背臥位または座位で膝を屈曲させて下腿三頭筋を緩め、足関節を軽度底屈位に保ち、一方の手で下腿遠位を固定し、他方の手で踵骨を把持して前方へ引き出しながら距骨に内旋を加えます。健側と比べて前方移動量が大きい、あるいは終末感が失われていれば陽性で、判定は必ず左右差で行います。
| 条件 | 適切 | 理由 |
|---|---|---|
| 膝関節 | 屈曲位 | 腓腹筋を緩め、足関節の動きを妨げない |
| 足関節 | 軽度底屈位 | 前距腓靱帯が緊張し、距骨滑車も嵌り込まない |
| 把持部位 | 踵骨 | 距腿関節の動きを直接捉えられる |
| 加える回旋 | 内旋 | 靱帯の走行に一致し、前外側亜脱臼を誘発 |
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