学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §22 示指PIP関節背側脱臼の固定 / QJ32A022
理由で解く 柔道整復師
正中索(中央索)を損傷したPIP関節背側脱臼では、放置するとボタン穴変形へ進むため、PIP関節を伸展位に保つ固定が要点です。
正中索は指伸筋腱が中節骨底の背側に停止する部分で、PIP関節の伸展を担います。ここが破綻すると、本来は背側にある左右の側索が掌側へ滑り落ち、PIP屈曲+DIP過伸展というボタン穴(ボタンホール)変形が完成します。そこで固定はPIP伸展位とし、断端を近づけながら側索が掌側へ落ちるのを防ぎます。固定範囲は中手骨部(MP関節を越えた近位)から指尖部までとして伸展位を保持する支点を確保し、期間は3週間前後を目安に、その間もDIP関節の自動運動を続けて側索の癒着を防ぐのが一般的な進め方です。
| 損傷部位 | 生じる変形 | 固定肢位 |
|---|---|---|
| 正中索(中節骨底背側) | ボタン穴変形(PIP屈曲・DIP過伸展) | PIP伸展位 |
| 終止腱(末節骨底背側) | 槌指(マレットフィンガー、DIP屈曲) | DIP伸展位 |
| 掌側板(PIP掌側) | スワンネック変形(PIP過伸展) | PIP軽度屈曲位 |
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