学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §6 総論 骨折 / QJ31P068
理由で解く 柔道整復師
骨折の治癒は「炎症期 → 仮骨形成期 → 仮骨硬化期 → リモデリング期」の一本道で進む。リモデリング期は最後の仕上げで、途中に割り込むことはない。
折れた直後は骨折部に血腫ができ、細胞と血管が集まって壊れた組織を片づける(炎症期)。次にその血腫を足場に線維性・軟骨性の仮骨がつくられ、骨片の間に柔らかい橋が架かる(仮骨形成期)。ここに石灰が沈着して骨性仮骨に置き換わり、臨床的骨癒合と呼べる状態になる(仮骨硬化期)。最後に余分な仮骨が吸収され、力のかかる方向に骨梁が並び直して髄腔も再開通する(リモデリング期)。工事にたとえれば「片づける → 仮の橋を架ける → 橋を固める → 形を整える」で、順番を入れ替えることはできない。
| 時期 | 起こっていること | 臨床の目安 |
|---|---|---|
| 炎症期 | 骨折血腫、炎症細胞と血管の侵入 | 疼痛・腫脹が強い時期 |
| 仮骨形成期 | 線維性→軟骨性仮骨で骨片を橋渡し | 安静時痛が軽減、仮骨は写りにくい |
| 仮骨硬化期 | 石灰沈着して骨性仮骨になる | 臨床的骨癒合、異常可動性消失 |
| リモデリング期 | 余分な仮骨の吸収、骨梁再配列、髄腔再開通 | 数か月〜年単位。小児で旺盛 |
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