学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / リハビリテーション医学 ▸ §4 リハビリテーション医学の評価と診断 / QJ31P015
理由で解く 柔道整復師
選択肢のうち2〜4はいずれも人格(性格)をみる検査で、知的・認知機能の側を評価するのはベントン視覚記銘検査だけである。
心理検査は大きく「知能・認知機能検査」と「人格検査」に分けて整理し、人格検査はさらに質問紙法・投影法・作業検査法の3つの方法に分かれる、と覚えると混乱しない。ベントン視覚記銘検査は、幾何図形が描かれたカードを短時間提示して記憶させ、描画で再生させる検査で、視覚認知・視覚性記銘力と構成能力をみる。年齢と推定知能水準から期待される得点が定められており、脳の器質的障害による知的機能の低下をスクリーニングする目的で用いられる。これに対し、ミネソタ多面人格目録は質問紙法、ロールシャッハ・テストは投影法、内田クレペリン精神検査は作業検査法で、いずれも人格検査に属し、性格傾向や行動特徴を測るものであって知能は測らない。分類さえ押さえれば消去法で確実に選べる。純粋な知能検査としてはWAIS・WISC(ウェクスラー式)、田中ビネー式、認知症スクリーニングの改訂長谷川式簡易知能評価スケールやMMSEを併せて覚えておきたい。
| 検査 | 分類 | 何をみるか |
|---|---|---|
| ベントン視覚記銘検査 | 認知機能検査 | 視覚性記銘力・視覚認知・構成能力 |
| ミネソタ多面人格目録(MMPI) | 人格検査(質問紙法) | 人格傾向・症状の訴え方 |
| ロールシャッハ・テスト | 人格検査(投影法) | 人格構造・思考の特徴 |
| 内田クレペリン精神検査 | 人格検査(作業検査法) | 作業能力・性格傾向・行動特徴 |
| (参考)WAIS・田中ビネー式 | 知能検査 | 知能指数(IQ) |
| (参考)改訂長谷川式・MMSE | 認知症スクリーニング | 見当識・記銘力など |
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