学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §8 尿の生成と排泄 / QJ31A101
理由で解く 柔道整復師
有効濾過圧=糸球体血圧−(ボーマン嚢内圧+血漿膠質浸透圧)=60−(15+25)=20mmHg。正答は1。
腎小体での濾過は、3つの圧のせめぎ合いで決まります。血液を毛細血管から押し出そうとするのは糸球体血圧(毛細血管血圧)だけです。反対に押し戻すのが、すでにボーマン嚢に溜まった原尿の圧であるボーマン嚢内圧と、血漿タンパク(主にアルブミン)が水を血管内に引き止める血漿膠質浸透圧の2つです。原尿には正常ならタンパクがほとんど含まれないため、ボーマン嚢側の膠質浸透圧は無視できると考えます。したがって計算は「押し出す1つ − 押し戻す2つの和」。本問では60−(15+25)=20mmHgとなります。式を丸暗記するより、力の向きを図にして符号を決める癖をつけると、数値が変わっても確実に解けます。
| 圧 | 働く向き | 本問の値 | 計算での符号 |
|---|---|---|---|
| 糸球体血圧 | 血液をボーマン嚢へ押し出す | 60mmHg | +60 |
| ボーマン嚢内圧 | 嚢内の原尿が濾過を押し返す | 15mmHg | −15 |
| 血漿膠質浸透圧 | 血漿タンパクが水を血管内に引き止める | 25mmHg | −25 |
| 有効濾過圧 | =20mmHg | ||
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。