学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §14 感覚の生理 / QJ31A088
理由で解く 柔道整復師
四肢の意識にのぼる深部感覚は後索-内側毛帯路を通る。前側索を上る脊髄視床路は温痛覚と粗大な触覚の経路であり、深部感覚の伝導路には含まれない。
位置覚・運動覚・振動覚などの深部感覚は、後根神経節にある一次ニューロンが脊髄後根から入り、脊髄内でシナプスを作らずに同側の後索(下肢からは薄束、上肢からは楔状束)を上行する。延髄の薄束核・楔状束核で二次ニューロンに乗り換え、そこから出た線維が正中で交叉して内側毛帯となり、対側の視床(後外側腹側核)に達する。さらに三次ニューロンが中心後回の一次体性感覚野へ投射して、はじめて意識にのぼる。交叉の位置が延髄である点が、脊髄内で交叉する温痛覚の経路との決定的な違いなので、そこを軸に整理する。
| 後索-内側毛帯路 | 脊髄視床路(前外側系=前側索) | |
|---|---|---|
| 伝える感覚 | 深部感覚(位置覚・運動覚・振動覚)、識別性触圧覚 | 温覚・冷覚・痛覚、粗大な触覚 |
| 脊髄内の走行 | 同側の後索を上行 | 交叉して対側の前側索を上行 |
| 二次ニューロンの起始 | 延髄の薄束核・楔状束核 | 脊髄後角 |
| 交叉の位置 | 延髄 | 脊髄(入った高さのすぐ上) |
| 中継核 | 視床(後外側腹側核) | 視床(後外側腹側核) |
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