学習トップ理由で解く 柔道整復師解剖学 ▸ §4 消化器系 / QJ31A060

理由で解く 柔道整復師

QJ31A060 解剖学

出典:第31回柔道整復師国家試験(2023)午前 問60
問題
胃の部位で一番高位にあるのはどれか。
選択肢
1 噴門
2 胃体
3 胃底
4 幽門
解答
正解3(胃底)
解説

正解は3。胃底は噴門より上へドーム状に膨らんだ部分で、胃のなかで最も高い位置にあります。

胃は入口側から噴門・胃底・胃体・幽門部(幽門前庭→幽門管→幽門)と続きます。胃底は噴門切痕より上方に盛り上がった部分で、左横隔膜の下面に接します。「底」という名称から下方を想像しがちですが、位置は最上部というのがこの問題の要点で、立位では胃泡としてガスがたまり、単純X線でも左横隔膜直下に写ります。噴門は第11胸椎の高さで食道と接続し、幽門は第1腰椎の高さで十二指腸へ続きます。つまり胃は左上の胃底から右下の幽門へ向かって斜めに下る配置で、部位の順番と高さの順番を重ねて覚えると迷いません。

✓ 3. 正しい
胃底
噴門切痕より上に膨隆し、左横隔膜の下面に接する胃の最高位の部分です。立位ではここに胃泡(ガス)がたまります。
✗ 1. 誤り
噴門
食道から胃への入口で、第11胸椎の高さにあります。胃底はこの噴門よりさらに上方へ張り出しているため、最高位ではありません。
✗ 2. 誤り
胃体
噴門部と幽門部の間を占める中央部分で、胃底より下方にあります。
✗ 4. 誤り
幽門
十二指腸への出口で第1腰椎の高さ、胃のなかで最も下方かつ右寄りに位置します。最高位とは正反対です。
ポイント
  • 胃の区分:噴門→胃底→胃体→幽門部(幽門前庭・幽門管・幽門)。
  • 胃底は噴門より上に膨らむ最高位の部分で、左横隔膜下面に接する。名称と位置が逆に感じる点が頻出。
  • 噴門は第11胸椎、幽門は第1腰椎の高さ。左上から右下へ下る配置。
  • 立位では胃底に胃泡(ガス)がたまり、画像で確認できる。
  • 幽門には幽門括約筋があり、内容物の十二指腸への送り出しを調節する。
比較表
部位位置・特徴
胃底噴門より上、左横隔膜下面に接する最高位。胃泡がたまる
噴門食道との接合部、第11胸椎の高さ
胃体噴門部と幽門部の間の主部
幽門十二指腸への出口、第1腰椎の高さで最も下・右
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