学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §31 アキレス腱断裂の固定 / QJ31A032
理由で解く 柔道整復師
アキレス腱断裂で保存的な施術の適応を決めるとき、もっとも慎重な判断を要するのは重労働者です。求められる機能水準が高く、再断裂や筋力低下が生活に直結するためです。
アキレス腱断裂には保存療法と手術療法があり、断端が接触するかどうか、年齢、活動量などから選択します。重労働者やスポーツ選手のように強い底屈力を日常的に使う人では、保存療法でも治癒は得られるものの、腱が延長治癒して底屈筋力が低下したり、再断裂の危険が相対的に高くなったりする点が問題になります。したがってこうした例では、施術者の判断だけで保存療法を進めるのではなく、医師の診察を受けて手術を含む選択肢の説明を受けたうえで、職業復帰の時期や必要な機能を本人と共有して方針を決めることが求められます。
| 条件 | 保存療法 | 手術療法が検討されやすい |
|---|---|---|
| 部分断裂 | 良い適応 | 通常は不要 |
| 底屈位で断端が接触する | 適応となりうる | ― |
| 断端の離開が大きい | 不利 | 該当 |
| 重労働者・競技者 | 慎重な判断が必要 | 該当 |
| 高い活動性を求めない高齢者 | 選択されやすい | ― |
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