学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §8 定型的鎖骨骨折の固定 / QJ31A006
理由で解く 柔道整復師
成人の定型的鎖骨骨折では、保護も含めたすべての固定を除去できるのは受傷後おおむね8〜9週である。
鎖骨は血行に恵まれた骨で骨癒合は比較的良好であり、成人では受傷後4〜6週で仮骨形成が進み、8字帯やリング固定などの主固定を外せる段階になる。ただし鎖骨には常に上肢の重みがかかり続けるため、主固定を外した後も三角巾などによる保護を続け、日常動作に耐える骨強度が得られる8〜9週の時点で全固定を終える。年齢が低いほど癒合が早く固定期間は短く、成人・高齢者ほど長くなる。固定を外した後は、肩関節の可動域訓練と筋力訓練を段階的に進め、変形の残存や再転位がないかを確認する。
| 時期(成人) | 固定の状態 | ねらい |
|---|---|---|
| 受傷〜4〜6週 | 主固定(8字帯・リング固定など) | 転位の防止と骨癒合 |
| 4〜6週〜8〜9週 | 三角巾などによる保護固定 | 上肢の重みから骨折部を守る |
| 8〜9週以降 | 全固定を除去 | 可動域訓練・筋力訓練へ移行 |
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