学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §7 定型的鎖骨骨折の診察および整復 / QJ31A005
理由で解く 柔道整復師
定型的鎖骨骨折の患者は、頭部を患側に傾けて顔面は健側に向ける。顔を患側へ向けているとする記述が設問の答えとなる。
定型的鎖骨骨折は中外1/3境界部に生じ、近位骨片は胸鎖乳突筋に引かれて上後方へ、遠位骨片は上肢の重みと大胸筋・小胸筋の牽引で前下内方へ転位する。患者は痛みを減らそうとして自然に一定の姿勢をとり、頭部を患側へ傾けて胸鎖乳突筋の緊張をゆるめ、顔面は健側へ向ける。同時に患側の肩は下がって前内方へ入り込むため健側より肩幅が狭くみえ、健側の手で患側の前腕や肘を支えて上肢の重みを骨折部から逃がす。これらはすべて転位方向と筋の走行から導けるので、姿勢を丸暗記せず「どの筋がどちらへ引くか」で説明できるようにしておきたい。
| 部位 | 向き・動き | 理由 |
|---|---|---|
| 頭部の傾き | 患側へ傾ける | 胸鎖乳突筋の緊張をゆるめる |
| 顔面の向き | 健側へ向ける | 患側へ向けると同筋が伸張し疼痛増強 |
| 患側の肩 | 下垂・前内方へ | 鎖骨の支持が失われ上肢の重みがかかる |
| 上肢 | 健側手で支える | 骨折部への牽引を減らす |
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