学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §2 総論 運動器損傷の診察 / QJ30P094
理由で解く 柔道整復師
両上肢を90度外転・90度外旋(いわゆる降参の姿勢)で保持して行うのはルース(Roos)テストです。正しいのは1です。
選択肢はすべて胸郭出口症候群の検査法で、どの狭窄部位を再現しようとしているかで整理すると一気に覚えやすくなります。胸郭出口には斜角筋隙(前斜角筋と中斜角筋の間)、肋鎖間隙(鎖骨と第1肋骨の間)、小胸筋下間隙(烏口突起下)の3か所の関門があり、各検査はこのいずれかを狭めます。ルーステストはEAST(elevated arm stress test)とも呼ばれ、90度外転・90度外旋位で3分間ほど手指の開閉を反復させ、上肢のだるさ・しびれ・脱力が再現されれば陽性とします。挙上位は鎖骨と第1肋骨の間隙を狭め、かつ小胸筋の下でも神経血管束を圧迫するため、日常で症状が出る肢位を最も忠実に再現できるのが利点です。
| 検査名 | 肢位・操作 | 狙う狭窄部位 |
|---|---|---|
| ルース(EAST) | 90度外転・90度外旋で3分間手指を開閉 | 肋鎖間隙・小胸筋下間隙 |
| アドソン | 頸部を患側へ回旋・伸展、深吸気で息止め | 斜角筋隙 |
| エデン | 胸を張り両肩を後下方へ引く | 肋鎖間隙 |
| モーリー | 鎖骨上窩を圧迫 | 斜角筋隙(腕神経叢の直接圧迫) |
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