学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §2 総論 運動器損傷の診察 / QJ29P070
理由で解く 柔道整復師
医療面接では、患者が話しやすい位置関係をつくることが情報収集の前提になる。真正面で向かい合う配置は視線の逃げ場がなく緊張や対立感を生みやすいため、初検の傾聴には適さない。
病歴聴取は情報を集める作業であると同時に、信頼関係(ラポール)を築く場でもある。座る位置は正面法(対面法)・直角法(90度法)・並列法(平行法)に整理され、初検で話を聴く場面では、視線を合わせることも外すこともできる直角法が勧められる。距離は互いの声が無理なく届く程度に取り、机や物で遮らないようにする。進め方としては、まず開かれた質問で患者の言葉を引き出し、うなずきや相づちで受け止め、患者が抱いている心配や「どうなりたいか」という希望を確認する。既往歴や生活・家族に関する質問は、なぜ必要なのかを説明してから尋ねると患者の抵抗が少ない。
| 座る位置 | 視線の関係 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 正面法(対面法) | 常に視線が合う | 短い指示や説明。長い傾聴では圧迫感が出やすい |
| 直角法(90度法) | 合わせるのも外すのも容易 | 初検の病歴聴取・傾聴(45度程度の斜め配置も同様に視線を外しやすい) |
| 並列法(平行法・横並び) | ほぼ視線が合わない | 画像や資料を一緒に見ながらの説明 |
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