学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §17 各論(骨折) 下肢 / QJ30P087
理由で解く 柔道整復師
後脛骨筋の主な停止部は舟状骨粗面です。その牽引で裂離骨折を起こすのは舟状骨なので、4が正しい選択肢になります。
後脛骨筋は下腿後面の深層から起こり、内果の後方を回って足底側へ入り、舟状骨粗面に強く停止したうえで、腱を分岐して内側・中間・外側楔状骨、立方骨、第2〜4中足骨底にも付きます。作用は足関節の底屈と足部の内がえしで、内側縦アーチを吊り上げる支持機構としても働きます。着地時に急激な回内(外がえし)が強制されたり後脛骨筋が急に収縮したりすると、主停止部である舟状骨粗面が引き剥がされて裂離骨折を生じます。この部位には外脛骨(副舟状骨)が存在することがあり、有痛性外脛骨との鑑別が問題になるため、両側の単純X線比較や以前から同部の痛みがあったかの聴取が手がかりになります。
| 部位 | 牽引する筋・靱帯 | 損傷の型 |
|---|---|---|
| 舟状骨粗面 | 後脛骨筋 | 裂離骨折(外脛骨との鑑別が必要) |
| 第5中足骨基部 | 短腓骨筋 | 裂離骨折(下駄骨折) |
| 踵骨隆起 | 下腿三頭筋(アキレス腱) | 裂離骨折、成長期は骨端症 |
| 立方骨 | —(圧迫外力) | 圧迫骨折(くるみ割り骨折) |
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