学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §16 各論(骨折) 上肢 / QJ30P080
理由で解く 柔道整復師
選択肢がいずれも手部の骨であることから、手部の骨折の発生頻度を問う設問と読めます。最も高頻度なのは末節骨骨折で、1が正しい選択肢です。
手は日常生活でも作業でも常に前方に出るため受傷機会が多く、なかでも指先にある末節骨は、ドアや機械への挟まれ、打撲、突き指といったありふれた機序で骨折します。手の骨折全体でみても末節骨骨折の頻度が最も高く、母指と中指に多いとされます。爪下血腫を伴えばそれ自体が骨折を示唆する所見となるため、腫脹と圧痛の局在に加えて爪の状態も確認します。中手骨では拳で殴打した際に生じる第5中手骨頸部骨折(ボクサー骨折)が代表で、基節骨・中節骨の骨折がこれに続きます。
| 骨折部位 | 頻度の目安 | 代表的な機序・特徴 |
|---|---|---|
| 末節骨 | 最も高い | 挟まれ・打撲・突き指、爪下血腫を伴う |
| 基節骨 | 指骨では末節骨に次ぐ | 骨間筋の牽引で掌側凸に屈曲変形 |
| 中節骨 | 基節骨より少ない | 骨折線の位置で転位方向が変わる |
| 中手骨 | 第5中手骨頸部が代表 | 拳での殴打(ボクサー骨折) |
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