学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §19 主要な疾患 神経系疾患 / QJ30P042
理由で解く 柔道整復師
錐体路は随意運動の指令を伝える経路なので、障害されると麻痺が生じます。これが正しい組合せです。
神経症状は「どの系統が壊れたか」で決まります。錐体路は大脳の中心前回(一次運動野)から始まり、内包後脚、大脳脚、橋を通って延髄の錐体で大部分が交叉し、脊髄側索を下って前角細胞に達します。この経路が断たれると、病巣と反対側に中枢性の麻痺が現れ、痙性、腱反射亢進、バビンスキー徴候陽性、表在反射の消失を伴います。これに対し、錐体外路系(大脳基底核)は運動の滑らかさと筋緊張を調節する系で、障害では不随意運動や固縮が出て感覚は保たれます。後頭葉は視覚野なので同名半盲や視覚失認、小脳は協調運動の調節役なので失調・企図振戦・測定障害となり、失語は優位半球のブローカ野やウェルニッケ野の障害です。部位と症状の対応表を頭に置くと、この形式の問題は確実に取れます。
| 病変部位 | 主な神経症状 |
|---|---|
| 錐体路系 | 対側の痙性麻痺、腱反射亢進、病的反射陽性 |
| 錐体外路系(大脳基底核) | 安静時振戦、固縮、舞踏運動、ジストニア |
| 小脳系 | 運動失調、企図振戦、測定障害、断綴性言語 |
| 後頭葉 | 同名半盲、視覚失認 |
| 優位半球の前頭葉・側頭葉 | 失語(運動性・感覚性) |
| 感覚路(脊髄視床路・後索・視床・頭頂葉) | 感覚低下、異常感覚 |
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