学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §9 内分泌 / QJ30A089
理由で解く 柔道整復師
腎臓から K⁺ を捨てさせて血漿 K⁺ 濃度を下げるのはアルドステロンです。「Na⁺ を取り込み、K⁺ と H⁺ を捨てる」という一文で作用がすべて説明できます。
アルドステロンは副腎皮質球状層から分泌される鉱質コルチコイドで、レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系の最終産物です。循環血漿量の減少や血圧低下、アンジオテンシン II、そして高 K⁺ 血症そのものが分泌刺激になります。遠位尿細管から集合管の主細胞に働いて上皮性 Na⁺ チャネルと Na⁺/K⁺-ATPase を増やし、Na⁺ と水を再吸収する一方で K⁺ を管腔へ分泌し、間在細胞からは H⁺ を排泄させます。したがって過剰(原発性アルドステロン症)では高血圧・低 K⁺ 血症・代謝性アルカローシスとなり、不足(アジソン病)では低 Na⁺ 血症・高 K⁺ 血症になります。この対称性を押さえておくと、K⁺ が絡む問題はほぼ機械的に解けます。
| ホルモン | 分泌部位 | 主作用 | 血漿 K⁺ への向き |
|---|---|---|---|
| アルドステロン | 副腎皮質球状層 | Na⁺ 再吸収・K⁺ 分泌 | 低下 |
| アンドロゲン | 副腎皮質網状層・性腺 | 男性化・蛋白同化 | 影響なし |
| アドレナリン | 副腎髄質 | 心機能亢進・血糖上昇・気管支拡張 | 一過性に細胞内へ移動させる |
| 心房性ナトリウム利尿ペプチド | 心房 | Na⁺ 利尿・血圧低下・レニン抑制 | 低下させない |
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