学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §9 神経系 / QJ30A071
理由で解く 柔道整復師

意識にのぼる深部感覚(位置覚・振動覚)を運ぶのは後索‐内側毛帯路である。図では1に示された経路がこれにあたる。
後索‐内側毛帯路は、筋紡錘・腱・関節包・パチニ小体からの情報を伝える。一次ニューロンは後根から入ってニューロンを換えずに同側の後索を上行し(下半身は薄束、上半身は楔状束)、延髄の薄束核・楔状束核でシナプスを結ぶ。二次ニューロンは延髄で正中を越えて交叉し(内側毛帯交叉)、内側毛帯として上行して視床の後外側腹側核(VPL)に至り、三次ニューロンが内包後脚を通って中心後回の体性感覚野へ投射する。「同側後索を上行し、延髄で交叉する」がこの路の指紋で、脊髄内で交叉する脊髄視床路と対で覚えると障害部位の判定が速い。なお深部感覚のうち意識にのぼらないもの(筋の張力など小脳へ送られる情報)は脊髄小脳路が運び、大脳皮質には届かない。
| 伝導路 | 運ぶ感覚 | 交叉の位置 | 終着 |
|---|---|---|---|
| 後索‐内側毛帯路 | 意識にのぼる深部感覚、識別性触覚 | 延髄(内側毛帯交叉) | 中心後回 |
| 外側脊髄視床路 | 温度覚・痛覚 | 脊髄(入った1〜2髄節上で) | 中心後回 |
| 前脊髄視床路 | 粗大な触覚・圧覚 | 脊髄 | 中心後回 |
| 脊髄小脳路 | 意識にのぼらない深部感覚 | 後路は交叉せず/前路は二重交叉 | 小脳 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。