学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §4 消化器系 / QJ30A062
理由で解く 柔道整復師
総胆管は主膵管と合流して大十二指腸乳頭(ファーター乳頭)に開き、この乳頭は十二指腸下行部の後内側壁にあります。
十二指腸はCの字を描いて膵頭を抱え、上部・下行部・水平部・上行部の4部に分けられます。肝臓でつくられた胆汁は、まず左右の肝管から総肝管へ集まります。食間には総胆管の出口が閉じているため、胆汁は胆嚢管を通って胆嚢へ入り、そこで濃縮されます。放出されるときは逆に胆嚢管を下って総胆管に合流し、膵頭の中で主膵管と合わさって肝膵膨大部をつくり、オッディ括約筋(肝膵膨大部括約筋)を経て大十二指腸乳頭から下行部へ注ぎます。つまり総肝管は左右肝管の合流部から胆嚢管が合流するまでの区間であり、胆嚢から出た胆汁は総肝管ではなく胆嚢管を通る点に注意が必要です。そのやや上方には副膵管が開く小十二指腸乳頭があります。脂肪を含む食物が十二指腸に達すると、粘膜からコレシストキニンが分泌されて胆嚢を収縮させ、同時に括約筋をゆるめて胆汁が流れ出ます。「胆汁と膵液の出口は下行部」と場所で覚えたうえで、その手前にある管の順序と調節のしくみまでたどれると、消化器の問題全般に応用が利きます。
| 十二指腸の部位 | 特徴 |
|---|---|
| 上部 | 幽門に続く。球部を含み潰瘍の好発部位 |
| 下行部 | 大十二指腸乳頭・小十二指腸乳頭が開く |
| 水平部 | 腹大動脈と上腸間膜動脈にはさまれる |
| 上行部 | 十二指腸空腸曲でトライツ靱帯に固定される |
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